ドラゴンラージャ〈1〉宿怨
2008.09.20 *Sat
![]() | ドラゴンラージャ〈1〉宿怨 (2005/11) イ ヨンドホン カズミ 商品詳細を見る |
主人公フチ・ネドバルは17歳。ロウソク職人の家に生まれた早熟でキレ者の少年だ。フチは、ふとしたことから首都への旅に随行することになる。旅の目的は、ブラックドラゴンに捕らえられた人々の身代金をえること。
旅のとちゅう、エルフ、ドワーフ、女盗賊、スパイ、放浪する王子など、さまざまな人種、種族に出会う。一行をおそう危機、そして、待ちうける壮大な抗争劇。
デルトラ・クエスト(第一部)で紹介されていたので、Amazonで試しに購入してみました。ネット小説が元だそうですが、サイトがどこなのかわからないorz
1巻はデルトラと同じく王道物、言い換えれば割と普通のファンタジーだなと思いました。
ただ、これからのあらすじは壮大でおもしろそうでしたし、後半になるにつれておもしろさが増す本かなと思います。
いきなり失礼ですが、最初に思ったのが地文にクセがあって読みづらい。何だか淡々と進んでいて重要な場面に感情移入できない、の2つでした。
どちらも元がそうなのか、訳者が慣れていないのか知りませんが、私の苦手なミュージカルのような一人称でちょっとこれはページをめくる手が…という感じでした。(拙い表現ですみません)
(第一章の)村の生活から始まるストーリー自体はまだあっさりしたもので、良くも悪くも某世界的ファンタジー大作のようにいきなり世界観がのしかかってくるということはなかったです。
慣れればコントなどがおもしろい。
まあ、はっきり言うと、いくら穏やかで悲しみに慣れてるといっても、村の展開が淡々としていていまいち感情移入できなかった。あと、誰かさんがものすごくうざったかった
第二章の冒険が始まると、あっという間に進んで読み終わってしまいました。
おばかだけどどこかかわいいオーグとウルグと、天然なフチたちの知恵比べはすごくおもしろかったです。特にエルフのイルリルがおもしろい。
エルフというと頼りになる反面気難しいというイメージがあるんですが、イルリルはドワーフのエクセルハンドとも友好的で、かなり珍しかったです。
特に後半は「どうするんだろう」という謎解きへの期待と、珍妙な展開への笑いが絶妙でした。デルトラもそうでしたが、謎解きが盛り込まれるとおもしろいですね。
この巻ではキャラクター、特にフチとサンソンの会話がとてもおもしろかったです。
フチは「早熟」とあるように、軽口や冗談がぽんぽん飛び出てくるので、こちらも軽く笑ってしまいました。
特に、彼とサンソンの掛け合いは最高です。しかし、サンソンは何度からかわれてもこりないあたり、すごい天然と見えた(笑)
このドラゴン・ラージャはいろんな意味で珍しかったです。その珍しさが後半どうなっていくのか、続きが楽しみです。よし、Amazonで一気買いだ。
CATEGRY : [本]本
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